痩せすぎの原因をチェック!病気の可能性にも注意を

痩せすぎていて「なんで太れないんだろう」「もしかして体のどこか悪いのかな」と不安になること、ありませんか?

この記事では、痩せすぎの原因と病気の可能性について探っていきます。

【重要】痩せすぎは将来ガンになりやすい

国立がん研究センターは9万人を対象に肥満度を計算し、肥満度(BMI)とがんの発生率の関係性を調査しました。(調査の詳細はこちら

肥満度のBMIとは、[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗] で求められ、18.5未満が痩せ型、25以上が肥満体型とされる数値のことです。

BMI がんの発生率
14.0-18.9 1.29倍
19.0-20.9 1.14倍
21.0-22.9 1.08倍
23.0-24.9 1.00倍
25.0-26.9 0.99倍
27.0-29.9 1.02倍
30.0-39.9 1.22倍

一目で分かるように、痩せているグループのがん発生率は飛び抜けていますね。

一方、女性では太っていても痩せていても、その後のがん全体の発生率には特に違いがみられないようです。

この様に性別によりますが、もともと非常に痩せていることで将来がんになりやすいのではないかという研究結果が出ています。

病気にならず健康的な生活を送るためには、痩せの原因を知り、それに合わせて解決をしていく必要があります。

食べても太れないのはなぜ?原因を徹底解析!

「食べているのになかなか太れない」という悩みから、そろそろ解放されたいですよね。実は太れないのにはきちんとした理由があります。ひとつずつ見ていきましょう!

【原因1】エネルギーの摂取量より消費量の方が多い

人は食べ物を食べてエネルギーを摂取します。

摂取したエネルギーはあらゆる活動によって消費されますが、エネルギー消費量が摂取量を上回る状態では体重が減り、エネルギー摂取量が消費量を上回る状態が続けば体重は増えるのです。

まず摂取エネルギーですが、推定エネルギー必要量 (kcal/日) は以下の通りに決められています。

  男性のエネルギー消費量 女性のエネルギー消費量
低い 普通 高い 低い 普通 高い
18~29歳 2,300kcal 2,650kcal 3,050kcal 1,650kcal 1,950kcal 2,200kcal
30~49歳 2,300kcal 2,650kcal 3,050kcal 1,750kcal 2,000kcal 2,300kcal
50~69歳 2,100kcal 2,450kcal 2,800kcal 1,650kcal 1,900kcal 2,200kcal

こちらを目安にカロリーを摂取する必要があります。激しいスポーツをするなど、著しく身体活動が多い場合はさらにカロリーを摂った方が良いでしょう。

またエネルギー消費量は、基礎代謝・食後の熱産生・身体活動に分類されますが、消費量が多いか少ないかは、身体活動の量によって決まります。

つまり動いた分だけ食事をとらないと痩せてしまうことは明白なのです。

【原因2】不規則な生活に不規則な食事をしている

不規則な時間に食事をとったり朝食を抜いたりすることは、体内のリズムが狂い自律神経のバランスが崩れて食欲が低下してしまいます。

また睡眠不足では、胃腸が不調になったり、食欲不振になることが分かっています。ごくわずかの寝不足でさえ、食行動に影響を与えるのです。

さらに運動不足になると、活動量が低下しエネルギーを必要としなくなるので食欲がわかなくなります。

この様に不規則な生活や食事を続けていると、太ることは難しいのです。

【原因3】胃下垂、または栄養の吸収率が悪い

よく胃下垂だから痩せると言われますが、実は逆で痩せているから胃下垂になることが分かっています。胃を支える筋肉や脂肪が少なく痩せ型の人がなりやすいようです。

痩せているから胃下垂になる→胃下垂になるのでさらに痩せる

という悪循環が起こっています。

痩せているのに下腹部だけぽっこり出てはいませんか?だとしたらそれは胃下垂の可能性大です。

改善方法としては、規則正しい生活をすることに加え、腹筋を鍛え、適度な脂肪をつけることで胃が押し上げられ正常になる場合があるとされています。特に上半身に集中して鍛えると良いかもしれません。

また胃や腸が悪く消化・吸収をする力が弱い人は、食べても栄養が十分に吸収されず太れません。

もしも普段からお腹のはり、下痢、貧血などに悩んでいる場合は、腸に原因があるのかもしれません。またストレスが溜まっていたり不規則な生活をしていると、胃が悪くなっている可能性が高いです。

【原因4】精神的ストレスによる食欲不振

生きていればストレスは誰しもが感じるものでしょう。しかしそこで大きな分岐点となるのが、ストレスが溜まった時にどう対処するかです。

上手く発散をしないと、どんどんストレスが蓄積され、食欲不振・過食・不眠などの症状が表れます。

ストレス発散は上手にできていますか?

自分で思うよりも、意外と身体はストレスを感じているものです。太れない原因はその溜まったストレスのせいかもしれません。

【原因5】体質や遺伝によるもの

両親共に痩せ型であれば、子供が痩せ型になる可能性は高いということが分かっています。
一方では、食べているものや生活環境が両親と子供で自然に似てくることの方が、大きく影響しているという意見もあります。
 
細身の人が多い家系ではありませんか?家族全員痩せているということであれば、原因は遺伝によるものかもしれません。
 
さらにβ2アドレナリン受容体(β2AR)と呼ばれる遺伝子に何らかの異常がある人は、基礎代謝量が多く太りにくい体質であることも分かっています。
 

遺伝や体質により太りにくいことは確かですが、努力で痩せを改善していくことは可能です。

原因不明の痩せ方は病気の可能性もある

もし上記の原因に当てはまらず、「食べているのになんだか最近痩せてきたな」と思う場合は病気の可能性も視野に入れてみて下さい。万が一の危険性もあるかもしれません。

【可能性1】女性に多い「摂食障害」

摂食障害の90%は女性であるとされ、10代から20代の若い年代に多く見られます。実際は痩せているのに太っていると感じ食事を受けつけなくなったり、逆に食べることを止められなくなったりします。

無理なダイエットや食欲不振が引き金となり、発症することが多く見られます。

だんだんと食事ができなくなってきた、または反対に食べ過ぎてしまうなどの症状が出てきたら、一度病院に行き診察してもらうことをオススメします。

【可能性2】心の病「うつ病」

うつ病は、5~10人に1人は一生のうちに一度はかかると言われており、決して稀な病気ではありません。

何をしても楽しいと感じない、好きなことでもやる気が起きない、眠れないまたは寝すぎてしまう、食欲がない…こんな症状が出たらうつ病の可能性があります。

軽症の場合は、心よりも体の症状が目立ちます。疲れているのに眠れない、ご飯が食べられないなどの日が続いたら要注意です。

早めに適切な治療を受けないと、つらい状態が長く続いてしまいます。思い当たる節があれば、一人で悩まず病院へ行ってみましょう。

【可能性3】ホルモンの病気「バセドウ病」

バセドウ病は、甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、疲れやすい、食欲はあるのにやせる、手が震えるなどの症状が出ることが多いです。
精神的には、いらいらしやすい、感情的になりやすい、集中力低下などの特徴が見られます。

最近痩せてきた他に、精神的に落ち着かないことが多くありませんか?

心当たりがあれば、かかりつけのお医者さんに相談してみるのもいいでしょう。

【可能性4】太るだけじゃなかった「糖尿病」

糖尿病というと太るイメージがあるかもしれませんが、それは糖尿病と診断された方のほとんどが肥満体型だからかもしれません。

糖尿病になったら血糖コントロールのために体重を減らす必要がありますが、実は悪化すると食事を摂っているにも関わらず体重が減り始めます。筋肉がなくなってしまうのです。

急激に痩せてきたら、糖尿病が進行して重症化している可能性もあるということを覚えておきましょう。

【可能性5】異常な痩せ方は注意「ガンなどの疾患」

最近では、がんは一生のうち2人に1人がかかり、3人に1人が亡くなるというデータがあります。もはや他人事ではないですよね。

がんの種類によって進行速度も様々なので一概には言えませんが、体重の減少は多くのがんで見られる症状です。

また症状が進むとげっそりとしたがん特有の痩せ方をします。進行に伴い体重が減少し、栄養が行き届かなくなってしまうのです。

いつもと変わらず食べているのに痩せてきたと思ったら、病気のリスクを疑ってみましょう。

病気のリスクを高めないためにも脱痩せしよう!

病気が原因で痩せてしまうことはもちろんのこと、痩せていることが原因で病気になるリスクも高くなることが様々な研究で分かっています。

なかなか太れない体質である以上、体重を増やすことは容易ではないかもしれません。

しかし少しずつでも努力をすれば太れる日は必ず来ます。

病気のリスクを高めないためにも脱痩せを目指しましょう!

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